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学校図書館電算化の主な手順
(ア)規模、予算の検討
市町村全体の学校で一挙に電算化を導入して相互検索なども可能にするような場合と、学校単独で導入するような場合では規模が違うため、かかる費用も大きく違います。どういった運用方法なのかを考えて、それに合った規模のシステムを考えます。まずは学校単独の場合を例に挙げて進めていきます。

(イ)システム(管理ソフト)、マークの選考
ここでは日書連推奨の「情報ボックス」と「日書連マーク」の組み合わせが、価格も安く一番のお勧めです。単独での使用なら、89,250円で導入できます。将来的に複数の学校図書館の横断検索などもライブラリーサーチを使って可能になります。

(ウ)蔵書登録
これが一番大変ですが、司書ツールを利用すると、パソコンを使って簡単に蔵書登録ができます。学校によってはPTAなどの協力を得て作業をするケースも多いです。必要であれば書店組合でそういった指導も行いますし、登録作業を全部請け負うことも可能です。
注意点としては、同じ自治体内では、将来的に資源共有を考えて極力バーコード番号を同じ桁数で揃えて、番号がダブらないように提案して下さい。
組合推奨形式は次の通りです。(必ずしもこの形式である必要はありません)
バーコード桁数=9桁 左3桁を学校番号 他6桁を蔵書番号とする

(エ)図書館管理用パソコンの用意
情報ボックス対応のパソコンは、WindowsXP、Vistaなら、CPU 1GHz以上、メモリ512MB以上、HDDは1GB以上です。古いパソコンだとトラブルが多くなります。

(オ)情報ボックスのインストール、初期設定
マニュアルに従ってインストール、初期設定を行います。

(カ)蔵書データ登録
司書ツールで登録したデータを一旦出力して、情報ボックスで読み取ります。もちろん、情報ボックスで直接蔵書登録することもできます。

(キ)利用者登録
あらかじめEXCELで児童、生徒、先生などの利用者データを作成し、情報ボックスに取り込み、利用者バーコードを作成します。
これで運用が可能です。

(ク)運用開始
貸出は、利用者バーコードを読み、借りたい本のバーコードを読み取ります。返却は、返却モードにして返却する本のバーコードを読み取るだけでOKです。延滞管理や、貸出本や冊数の集計、利用状況の管理などさまざまな機能がありますので、それらを利用して読書教育に役立ててもらえます。


| 書店のページ::図書館電算化について | 2009.03.07. Saturday 07:35 PM |
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| 書店のページ | 2008.10.16. Thursday 10:04 PM |