11月29日(仮)「大阪府読書推進会」、組合準備打ち合せ報告

当日は雨の中、しかも緊急の呼びかけにも係わらず下記の方々がお集まりいただきました。ありがとうございます。

今西理事長、並河副理事長、(順不同・敬称略)虎谷、辰野、戸和、森、石尾、中島、坂井、辻山の各氏と面屋。所用のため欠席の御通知を頂いた方、金田、灘、田中、坂口の各氏(尚、御欠席の方も委員就任は御了解をいただけました)。

理事長から、JPICの成り立ちなどや大きなテーマであるが、今日は気楽に考えながらおおいに議論して方向付けをしましょうと挨拶を頂きました。

次に、私から読書推進運動にかかわっている全国的なものを1990年からざっと説明させてもらいました。

それから@本会設立の目的、A事業内容、B進め方、C組織形態、D外部団体・個人との連携、E12月3日(水)の会議へ向けて、といった問題提起をさせて頂きました。

@はじめに、目的では、まず全員に御発言頂きました。
☆書店は本を売るところ、それとの関係をどう見るのか。
☆理事会で決定した。しかし、きれいごとだけでいいのか。
☆読書する事によって人間形成ができる。新聞に名前が出る事によって、励みになる。大賛成。
☆子どもだけでなくシニアも範囲に入れたら。
☆書店の立場としては「種まき」である。
☆K市では市版として作成中である。会議にも出席している。
☆府はどんな形で入ってくれるのか。
☆なぜ本屋がするのかとむずかしく考えないで、本屋がやって悪い事ではないと軽い気持ちでいいにでは。
☆本を読み、感想文を書き、そして創造(作)へ行く。
☆本を読み、接するということを長いスパンで考える。

次に事業内容としては、@「夏の課題図書・大阪府版」その内容は。
イ、課題図書コース。
ロ、それ以外のコース(即ちフリーコース)もいるのでは。
ハ、子どもだけでなくお母さん、おじいちゃん、おばあさんも参加していただ
   いたら。
などの意見が出て、フリーコースでは、子どもの本だけでなくてもいいのでは。
いやそれでは、版元が乗ってくるか。親父はないのか。と楽しい雰囲気になってきました。
ホ、未就学コースは絵で審査すれば、それもできるな。


A読書ノートの印取りでは、図書館や学校、書店で行ない。たまったら書店に持って来てもらって、新聞社に申請をする方法が良いのでは。

今、地域の本屋では、児童書をほとんど置かれなくなってきている。あるセットを組み3ヵ月に1回入れ替えることなどをすれば、結構売れるよ。これを機会にそんなことをすれば。取次にも協力を求めて。

BJPICに協力を呼びかけて、書店店頭で読み聞かせ講師派遣の受付けをすれば上記二つの事業のフォローが出来るのでは。

などと約三つの事業が浮上してきました。

これをお読みになって、どんどん御意見をお願いします。それらを集約して
下記の会議に発表したいと思っています。

さて、12月3日(水)14:00からの会議ですが、朝日新聞、金の星社、文研出版が出席します。書店組合側として御出席を呼びかけさせていただいている理事の方は以下の通りです。もちろん参加御希望の方はふるってお願いします。

(敬称略・順不同)森、山本、藤田、坂井、辰野、春江、虎谷、野村、富士原、深田、田中、石尾、戸和、灘、中島、辻山、松原、坂口、法西の各氏、正副理事長。
他参加御希望の方。



尚、以上のことは次の要領によって、呼びかけを致しました。このメールをはじめてお読みになる方は何のことか、分りにくいと存じますので付け加えさせて頂きます。


資料1、
先日の理事会で御議論のうえ御承認いただきました、表記(「大阪府読書推進会」)の件ですが、進行状況を添付ファイル(9月16日から11月理事会へ本件議案上程までの経過報告書、本メーリングリストには添付され無いため割愛します)にまとめました御高覧ください(尚、11月理事会は、本件を承認の上プロジェクトチームを作る事を決定、面屋が委員長に指名されました。その上での呼びかけとなっております)。

11月26日付け委員会準備会呼びかけ文

それで誠に御多忙のところ申し訳ありませんが、貴兄にも是非委員会にお入りいただければ光栄に存じます。

また、誠に急なお願いで恐縮に存じますが(11月29日、12月3日にそれぞれ会議をもってプロジェクトを立ち上げたいと考えております)、御出席お願い申し上げます〔両会議への出席をお願いしたメンバーは一致しておりません。
注、11月29日への参加呼びかけメンバーは、本報告文の出席者・欠席者を参照してください。12月3日は本文同所の案内の所にあります〕)。

資料2、11月理事会へ上程した議案
大阪府読書推進会設立についての提案
2003年11月8日
日書連読書推進委員会委員、副理事長・面屋龍延

 業界では7年連続のマイナス成長が確実視されています。また、中小書店の廃業も年間1,000を超え、この10余年で約1万店が姿を消したと言われています。それに、先ごろ(6月20日「朝日新聞」)文化庁が行なった「国語に関する世論調査」では、月に1冊も本を読まない人が37%(近畿34%)であると出ています(ハリーポッターブームの昨年、中学生100人中33人、高校生56人。一昨年は中学生44人、高校生67人。これは別のデータ。)。
 2001(平成13)年12月に「子どもの読書活動の推進に関する法律」が成立しました(4月23日は「子ども読書の日」)。これを受けて、東京都が今年3月末に「読書5ヵ年計画」を条例化しました。また、神奈川県書店商業組合は、2001年11月から神奈川新聞社と「読書推進会議」設立に向けて動き出し、2002年5月に「読書ノート」運動をスタートさせ、「会議」も10月に正式に発足しました。今年からは県版「夏の課題図書作文コンクール」も動き出しました。
 これに先だって、世界的には1995年ユネスコが「世界本の日・4月23日」と宣言。国内では91年JIPC設立。01年「子ども読書推進会議」14団体で発足、「子どもゆめ基金」での助成事業、文科省主催「絵本ワールド」などが、毎年全国各地で開催されています。
 私共の組合でも、前記の状況や業界の動きを参考にして、先の法案に位置付けられている事業者団体として、同様のことを実践すれば、以前に行なっていた「本屋へ行こうキャンペーン」と同じ効果を生み、書店や業界の活性化に役立ち、読書活動を通して子どもたちへの教育効果も上がる事になります。また、図書館や教育委員会との日常的なパイプ
の構築もでき公共・学校図書館への納入業務も一層円滑に運べるようになるのではないでしょうか。万引きへの効果もでるのでは。
 本議題を理事会へ上程するに当たって、新聞社の賛否がカギでもありますので、正副理事長で合意をとりながら、水面下で交渉をしてまいりました。その結果一応の内諾(条件、こちらから提案したい企画であり賛同する。ただ金は出さないが、紙面を提供する。一紙に限定する。大阪版100万部)を得ましたので、ここに提案するものです。勿論大きなテーマで
もありますので、新聞社には本企画そのものをこれから理事会にかけて検討するのだと伝えてあり、当然のことながら、現在は企画の可否を含めて非公式の段階です。
 次に議案の説明をするに当たって、分りやすくするためと、資料の整理をする意味で下記の案のようなものを考えてみました(略)。(注、新聞社は「朝日新聞大阪本社」、また、11月25日には正副理事長他が大阪府高杉副知事と懇談した)。