● 6月期雑誌委員会報告
開催日時 6月11日 15:30〜 於 組合会議室
@ 今西大阪組合理事長から、第4次今西体制の発足に当り、組合雑誌委員会の改組
リストの説明があった。
A 中田大阪地区雑誌副委員長(大阪屋)から5月期雑誌委員会の議事録を朗読。
B 4月期違反、大阪市地下鉄「動物園前」駅2番出口売店への卸元及び取次について
の調査報告。卸元 関即:十三 取次 日販
C 霜触大阪地区雑誌委員長(講談社)から、違反誌少年マガジン、少年サンデーに
いて当該版元講談社並びに小学館から警告書が日販大阪支店宛に送達された事が報告
された。
D 5月期違反通知の調査報告を当番取次の大阪屋が行なった。
◇ トーハンから下記2件の違反についてディーラーの報告と遺憾表明があった。
* 守口市大久保町1-51 山佐商店
5月24日14:10現認 「週刊少年ジャンプ6/9日号(26号)」
卸元 新進:郡山 取次 トーハン
* 淀川区宮原2-4-8 キリンヤ玩具店
5月31日16:00現認 「週刊少年ジャンプ6/16日号(27号)」
卸元 新進:北野 取次 トーハン
◇ 当番取次から下記違反は調査中との報告。
* 浪速区桜川4丁目 スーパータケモト薬店
E 上記違反報告の新進:郡山、新進:北野について書店委員から疑問と批判が相次
いだ。
新進:郡山について―
a) 5月期雑誌委員会で報告されたジャンプの6ヶ月の前渡し停止措置が実施され
る直前に違反をおこすのは問題だ。トーハンと新進が其々郡山に厳重注意の指導と監
督を行なうとしたのは如何なったのか?
b) 本部委員会では、郡山の前回の違反について大変重大に認識している。「次
回違反したときは(前渡しの)資格の取り消しをやる」との本部委員会議長の言質を
取っている。大阪委員会でもその線で版元申告を出すべきである。
c) (本部委員会の意向が出ても、版元が取り消しを渋ってしまった時は)1999
年にコミックの早売りを繰り返し、02年3月に今回の山佐商店の違反、同年11月に守
口の別の売店、今年4月の大量の違反と繰り返している事は、前渡し契約を誠実に履
行しているとは言い難い。契約の当事者であるトーハンは郡山との前渡し契約を解除
すべきではないか。
新進:北野について―
a) キリンヤは引換券を発行し、引換券を持参した子供に白い袋に封入したジャン
プを販売している。北野の指導によるものと思われる。違反と承知しているからこん
な姑息なことをしている。
b) 去年の9月にジャンプの違反により警告書を受けている。それ以前にも、ユー
ゲントさんがバイクにのってディーラーの車を追跡したのはこの違反であった筈だ。
この点も含めて版元申告して欲しい。
F 中田副委員長から、書店委員の意見を含めて版元申告をすると集約した。
● 散会直前に時間を貰い、講談社、小学館の二大出版社の関西責任者がいらっしゃ
るので一点お願いがあるとして、次の点を指摘した。
角川書店は「NPO」と「ボランティア」の2語を特許庁に商業登録したと過日新聞報道
されていた。他の出版社はこの2語の使用については角川の許可が必要となります。
このことを普遍すれば、国語辞典に載っている普通名詞が登録できる事になる。一部
の出版社が金になると判断し、すべての名詞を登録すれば自由な出版ができなくな
る。
そもそも、日本語は日本人の共通文化財産である。この文化財産が山だとすれば全て
の日本人に日本語を使う入会権があるはずだ。一部の出版社の排他的権益とすること
は、出版の自由を侵害するものである。是非とも、二大出版社の小学館・講談社が角
川に取り下げの働きかけ、あるいは書協、雑協、取協と図り反対運動をして欲しい。