日書連1月理事会報告

1月23日(金)11:00開会

1、組織

神奈川組合より
a、「あおい書店」川崎駅前1000坪の件。このままでは組合加入は危ぶまれる。会長より日販へ要請して欲しい。
b、組合賦課金の算出基準について、現行の年1回を半期毎にして欲しい。と要望があった。
定款改定について2月理事会に詳細を提出(夜の業界新年会でこの改定案では組合の特徴が無くなるなどと物騒なことを言っている人がいたが)。

2、スタートアップ&情報化

@雑誌定期購読は、今年も行なう。そのキャンペーン(2月上旬)について都内書店と雑協が協議をする。
A貸与権、国民の声をメールで聞くは、圧倒的に賛成意見(1211)。反対は、73であった。
B日書連マークには間違いがある、との発言について、委員長はそれは親があるのでそこを何とかしないとと答弁。
地方出版社のデータベース化も(沖縄、京都は進んでいる。大阪もあるがどうするか)。各県のIT化支援金(30万円、全体で700万円)は今年も実行する。申請書類も通り一遍のものでなく詳しくして欲しい。全体の枠もあるので、委員会で審査するとのこと(1月30日締切り。2月中旬審査)。
C日書連・「新店長さん」(POS)。ハード導入価格777000円、初期設定費用48000円、月次費用14000円。
総定価表示もあるが、雑誌コードが変わる。これについて、既存のPOSでは、その導入時のものによって、ソフト対応に可否だ生じる。

3、再販

@取次週報の完全実施を各県でも要請していって欲しい。年商約5500億円だが、訴訟を山ほど抱えるY電器にびびるなとの意見も。
A並河氏が「中止させる事が第一だ。次にこれまで違反してきた事について不問にするのか」と質問。執行部、各県理事からるる意見が出た。結論持ち越し。
B商店会(30店舗以上)のポイントはどうかと新潟より質問。従来は景品であったが、これからは公取が「次回の割引を約束する物は値引きだ」としたことによって、値引きになったと回答。

また、下向氏は、「@取次が動いて拒否できる書店はいない。Aトーハンだけが行なって中小が動かないことの無いようにする。B中小出版社(流対協)が動いた。
C児童出協に働きかける」と発言。

4、消費税

日書連のこれまでの闘いをまとめたもの4000字を朗読。この方向で運動を考えると。

5、指導・教育

@万引き。「カメラ付きケータイのマナー啓発について」(社団法人電気通信事業者協会)がその中で「書店の本は撮らないで!」のまんが入りポスター(案)を提示。日本書店万引防止協議会をつくる?と述べていたように思うが。神奈川の例に倣って、東京もつくるらしい。

A出版倫理。東京は包括規定見送り。但し自主規制を強化。罰則規定無し。 

6、流通改善

@発売日。「週間朝日」問題では、並河氏に。

Aワラヂヤでは、私が12月の勉強会で次のように学んだ事をかいつまんで発言。
伊従日書連顧問弁護士と勉強会を持つ。「取次が話し合いに応じないのなら、『取次の優越地位の乱用』で公取(企業取引課)に是正処置を取って欲しいと指導を仰ぐと言いなさい」と御指導戴いた。これは、昨年来私たちが、取次に次のことを要求してきた事に対しての先生の指導でした。

@商習慣で地図の版元の商品はフリー入帳であった。
A版元が倒産しても、取次にある買掛残の範囲で取って欲しい。
B現に取次は「返品があるので、2年間精算を保留する」と言っているではないか(「大阪組合eメール12月報告より)。
取次から返事がないなら、この方法を取って頂きたいと要請した。