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大阪地区出版啓蒙委員会

11月12日午後2時30分 於大阪府書店商業組合会議室


(1)新古書店に再販違反の疑い
 淀川区宮原の新古書店で売れ筋のコミックが、正規発売日の翌日には店頭で平積み販売されていた。当該店近隣の別の新古書店から組合書店に資料持参の上、新刊配本はどうなっているのかと問い合わせがあった。
 それによると卸元はブックスワンダーというところで手広く商品を供給しているということだ。営業形態から類推すると正規ルートを通して何らかの方法で商品を調達しているのではないかと考えられる。今後この情報に付いて精査していくことになった。

(2)読売新聞販売店の安売り
 八尾市志紀の読売志紀YCが「主婦の友」新年号(定価1500円)を1300円で販売するとのチラシを配布、予約を募っていた。
 新聞拡材を供給しているところから商品を調達している模様。
各地の同様販売店も実施している可能性あり。組合各書店は注意してみることが大事である。
 版元には事実を通告して措置を求める。
(3)ポイントカードは再販違反
大手取次・出版社はポイントカードを絶滅すると決意表明。組合も他の出版社に厳正な対処を求めていく。
(4)新商法について問題提起
 J書店が住友不動産と提携。ある高層マンションの供用施設の茶室やコミュニティラウンジに図書館に見立てた展示スペースを設け、そこに毎月毎に選定した図書を展示、希望者にはインターネットを通じ送料無料で宅配する。
 再販問題に抵触するわけではないが、汚損本が返品される虞があるので
取次・出版社の厳正な対処が必要である。

Books 愛らんど
中島 俊彦