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日時:2003年2月15日(金)
場所:大阪組合会議室
『伝票レス返品』問題
『伝票レス返品』では一歩先行したトーハンの帳合店に「どのようなことを注意したらよいか」という質問が出た。
それに対しては「伝票レス返品」は取次の省力化にはなっても、書店の省力化にはなっていないと実情の説明があった。
それによると、返品した額と入帳される額が一致しないことが多い。圧倒的に入帳不足のことが多く、クレームをつけて取次に入帳を迫っても稼動当初は入帳してくれたが、昨年からは「作業の精度が上がったから社の方針として入帳は受け付けない」と突っ張るようになった。しかし、読み取りさせるために雑誌を並べるのは人間であるから、往往にして『フライデー』などの薄い雑誌は、複数冊重ねたままカウントされることになり、ロスが出る。
対策として、
1、薄い雑誌は一冊ずつ分けて他の雑誌の間に入れて返す。
2、「伝票レス」とはいっても必ず控えは取る。などがある。
ある理事によると「返品個数(冊数ではなく、梱包単位)に対するミス発生率は17%であるそうだ。10個口返せばその内、2個口・弱に検品ミスがあることになる。
その理事は「未入帳の伝票を残してあるが、大分かさ張ってきた」「取次による万引ではないか」「営業収益にかかわる重大事である」と怒っておられた。
他の理事からは「不公正取引である。公取委に訴えるべきである。」という意見も出た。
「書店へ行こうキャンペーン」
他には京都組合が実施している「書店へ行こうキャンペーン」の成果について
報告があった。出版社の協力もあり、3回目も成功裡に終わったということである。
IT化では、日書連マークを組合員に周知徹底させ、学校図書館納入に遅れを
とらないようにアドバイスすることが大事と報告があった。
倒産出版社の返品入帳問題
日書連の従来委員会に担当させるのではなく、
やる気のある理事の下、特別委員会を設け、取次に話し合いの席に付くよう交渉すべきと言う意見が出た。
ポイントカード問題
東京の出版社が大阪に来て、ポイントカード制を実施している書店の指導是正することを要請した。
中島広報委員長