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出版関係業界新年互礼会


1月7日午後4時、 ホテルモントレ大阪7階

出席者  約200名
司会  日本出版販売(株)関西支社 営業総括課長 松尾靖
新年挨拶  大阪府書店商業組合理事長  今西英雄

「昨年は出版社、取次、書店それぞれ破綻、廃業があった大変な年であった。
また、これまで業界を車の両輪の如く導いてきた再販制度、委託制度に軋みが出てきた年でもあった。今年はこの二つのことについて業界がきっちりとした対応をすべき大事な年である。

(1)再販制度
ポイントカードは値引き行為で再販違反となることが明確になった。あとは出版社の毅然とした対応が求められるところで出版社の姿勢の問題である。小売りの問題と他人事のように考えずしっかり対応して欲しい。

(2)委託制度
年末に出た「ハリーポッター」が買切りであったように最近、委託制度もゆらいでいる。
業界のコンセンサスが得られるような販売条件の見直しが必要になってきたようである。
今後、議論を深めてゆきたい。」


乾杯発声  (株)大阪屋 代表取締役社長  鈴木一郎

「新年だから目出度い話をしたかったが、年始早々の寒波襲来で3日は対前年比70%の売上だった。年末は穏やかな天気だったこともあり、雑誌を中心に堅調な売上だったのが、年始の寒波で先行きが心配された。しかし、その後売上も回復し
年末年始トータルでは対前年比トントンになったようだ。
大変な時代だが、こんな時こそ業界三者が互いに協力しあって業界発展につくすべきだ。」

中〆  (株)新興出版社啓林館 代表取締役副社長 佐藤徹哉

「業界の営業実績は6年連続のマイナスである。読者ニーズに合ったより一層の流通体制改善が求められている。医薬品業界を参考にして流通体制改善を図るべきだ。
私見では今年も営業実績は下げ止まらないと思う。三者が一体になって頑張るべきである。」
と、一本〆で締めた。


Books 愛らんど
中島 俊彦